第45回 信濃子どもの本と読書の集い 2020/2/2

第2分科会「支援が必要な子どもたちとともに 〜どこでも、どんなときも〜」

を担当しました。

今回の分科会は、『読み聞かせで発達支援 絵本でひらく心とことば』(かもがわ出版)の執筆メンバー7名による「現場からの報告 リレートーク」。


本では書ききれなかった現場での様子や具体的事例、失敗から学んだことなどを交えながら、そのエピソードとともに絵本を紹介していきました。また、会で取り組んでいる「いのちの本展」・「いのちの授業(いのちの絵本ブックトーク)」の取り組みと、実際に授業を受けた小学生の感想なども紹介しました。


・長野県立こども病院ボランティア 〜 現在まで

・子育支援の場での実践

・児童発達支援事業所(重症心身障害児母子通園施設)での実践

・児童心理治療施設 / 併設の小・中学校分校での実践

・小学校特別支援学級での実践

・特別支援学校での実践

・いのちの本展 / いのちの授業(ブックトーク)の取り組み


質疑応答のほか、県内で活動する数名に報告をいただき、現場の先生らと意見交換するなど、充実した時間となりました。


信濃子どもの本と読書の集いは、信濃子ども団体連絡会の主催、有志による運営で1976年から年1回、長野県内外の読書活動者が一堂に会し、作家さんの講演会、並びに分科会で子どもの本について共に学び合う集い。2020年、第45回をもって、今後、より発展的な学びの場が持たれることを期待しつつ、その活動を終えることになりました。

最終回の講演会の講師は写真家・写真絵本作家 今森光彦さんでした。


本と子どもの発達を考える会

本と子どもの発達を考える会 病院や特別支援学校などで、長年、本を届ける活動を続けてきたメンバーで2010年に設立。 支援の必要な子どもたちへの絵本の読み聞かせなどによる支援活動、 「支援の必要な子どもたちのための本展」・「いのちの本展」の貸出展示ほか、講演などもおこなっている。 著書『読み聞かせで発達支援 絵本でひらく心とことば』(かもがわ出版)2019.12月発行

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