おすすめの絵本紹介 〜Part11

「さとやまさん」に会いに行こう!

『さとやまさん』 工藤直子 文 今森光彦 写真(アリス館)

私たちのふるさと信州の「さとやま」は、田植えが終わり、残雪が彩る雄大な北アルプスの山々が水田の緑に映えて美しい季節です。

絵本『さとやまさん』は、自然写真家 今森光彦さんの暮らす滋賀県の「さとやま」の風景ですが、信州の風景とよく似ています。

昔から人々は自然を敬い、寄り添って里山を築いてきました。田畑は命の源であり、その命を助けてくれるのが、おひさま、風、水、自然の生き物たち・・・。

世の中が大変な状況にあっても美味しくご飯が食べられるのは「さとやまさん」のおかげです。

「いろんな かたちで いろんな いのち いっしょに そばに いてくれて さとやまさん ありがとう」

「さとやまさん」には たくさんのともだちが まってるよ。絵本をひらいて会いにきてね!  ( 古川 奈保子 )


『読み聞かせで発達支援 絵本でひらく心とことば』(かもがわ出版)

p63〈 自然 ・植物 〉の本棚 に掲載の絵本。

本と子どもの発達を考える会

本と子どもの発達を考える会 病院や特別支援学校などで、長年、本を届ける活動を続けてきたメンバーで2010年に設立。 支援の必要な子どもたちへの絵本の読み聞かせなどによる支援活動、 「支援の必要な子どもたちのための本展」・「いのちの本展」の貸出展示ほか、講演などもおこなっている。 著書『読み聞かせで発達支援 絵本でひらく心とことば』(かもがわ出版)2019.12月発行

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